学びアイテム02|明日のサポート
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学びアイテム
「学ぶための学びアイテム」を探究することで、既存の思考パターンに新しい視点を加え、未来をもっと豊かにすることを目指します
「学ぶための学び」を自らの手で創り出すことができる場として、私たちは皆さんと共にこのプロセスを共有し、探求し続けることを目指します。この「大人の学び部屋」を通じて、共に学び合い、新しい「学びアイテム」を手に入れ、それを活用することで、新たな自分に出会えることを願っています。
学びアイテム02|補完から発展へ -支援の方向性から学ぶ-
先日、H.C.R.2024 第51回国際福祉機器展&フォーラムに参加し、気づきや学びがたくさんありました。そこで支援という視点から「学びアイテム02」をお届けします。
ご参考までに、次回H.C.R.2025 第52回国際福祉機器展&フォーラムは、2025年10月8~10日東京ビッグサイトで開催予定です。
明日の支援とは?
いま社会における支援の役割は、大きなムーブメントが起こっていると感じます。これまで支援は、不自由を補完することを主目的におかれていました。そして近年、技術の進化により今や支援は単なる補助に留まらず、個人の能力を最大限に引き出す発展に視点が動いているように感じます。たとえば、今回展示されていた福祉機器は、できないことをできるようにといった制限解除を超えた、新たな可能性を提供する福祉機器の時代の到来を予感させるものでした。そこで明日の支援について未来の支援について、どのような学びのアイテムになるのかを考えてみたいと思います。
補助を超えた福祉機器
ここ最近の福祉機器は、もはや補助具の枠を遥かに超えているように感じます。そして、支援を利用する側も、提供する側も、ストレスを軽減できるようなアイディアが随所に搭載されています。そして、視覚や聴覚に不自由がある方が、以前に比べて、手軽(持ち運びや装着は手軽ですが、価格は決して手軽ではありません)に利用できる技術が盛りだくさんです。これはAIの登場が大きく影響しており、通常の人間の能力を超える技術を享受できることが、現実に出来つつあります。そしてこれらの技術は、間違いなく不自由のあるなしに関わらず、すべての人の生活の質を向上させることは間違いありません。
一方で、この技術の発展には次のことも考える必要がありそうです。例えば、技術が進みすぎると、支援を受ける人が技術に依存しすぎることもあるかもしれません。また、最新の機器は特に高額となることが多く、すべての人が新しい技術や機器にアクセスできるわけではないため、デジタルデバイドや経済的格差による問題は大きくなると考えられます。またそもそも、そのような技術が全ての人に受け入れられるとも限りません。ハイテクな技術は、時に受け入れ難くもあります。それぞれのニーズは十人十色であることは、決して忘れてはいけないと感じます。
支援の新しい役割
これからの支援のあり方は、「補完」から「能力や可能性を最大限の引き出す発展」へシフトしています。この視点は、今後の福祉や支援の方向性として非常に重要です。支援は単に不利益を補うものではなく、その人自身の力を引き出し、社会の中でより積極的に役割を果たすことが求められています。言い換えれば、私たちは「補完」の時代から、「能力の発展」を手に入れる時代へと進んでいるのです。
「いやいや、もうとっくにそうなっているよ」と思われるかもしれません。確かに、技術の進化によりAIや工学の発展などにより多くの場面で支援のあり方を変えつつあります。しかし、社会全体を見渡すと、まだ「補完」に頼っている部分が多いことに気づきます。例えば、エネルギー供給やインフラなどでしょうか。そして福祉機器の進化は進んでいるものの、それが日常的に利用されるのは一部に過ぎません。次のステップは「自らがエネルギーを生み出す機器」や「心身機能をさらに超えるデバイス」なのかもしれません。この変化の過程で、私たち何を学び、どのように考えるべきか?その学びアイテムとは何か?についてこんな展示がありました。
こんな乗り物も
展示会場で一際目をひいたのは、TOYOTAが開発を進めているこの電動車いす(許可を得て撮影しております)でした。どうですか!「もはやこれを車いすと呼べるのか!?」と興奮しながら開発担当者にお話を伺いました。そのコンセプトは「誰もがワクワクする車いす」。まだ開発段階とのことですが、この乗り物は、舗装されていない道はもちろん、山登りや砂浜などでも楽しむことができるそうです。
この乗り物から支援のあり方について、改めて次の考えに確信を持ちました。支援は、間違いなく「補完」から「能力の発展」を手に入れる時代へ進む。そしてそのヒントがここにある!!
未来に備えるための学び
支援の未来に足を踏み入れ、その視界はさらに広がりを見せていました。それは、全ての人たちの生活をより豊かにし、可能性を広げるものだと感じました。この新しい支援のあり方を学ぶことは、自分自身だけでなく、家族や社会全体に対して深く考えるきっかけとなります。だからこそ、支援のあり方は「学びアイテム」として重要なテーマの一つです。未来を見据える中で、技術が支援の形をどう進化させ、どのように私たちの生活を変えていくのか。この問いをこれからも追求し、共に考え続けていきます。
この記事を書いた人
プロフィール
Tokyo University Of Agriculture in Faculty of Bioindustry
Eli Lilly Japan K.K.
Sales & Marketing
Sales Manager
Sales Operator
HCC Japan LLC
CEO
Waseda University in School of Human Sciences (e-school)
Human Informatics and Cognitive Sciences
Waseda University Senior High School
Teaching Assistant (Information Technology)
会社概要
-COMPANY PROFILE-
\ようこそ/
HCCジャパンの提案
歴史は人がつくる
人は歴史をつくる
いらすと
すてーしょん
"いらすとすてーしょん"は独自のタッチで描いた
フリーイラストポートレートと歴史の停車場の提供を
通じて世代を繋ぐ遺産として、そして未来への脈動を
提案します