学びアイテム05 | 誰にも負けないひとつをつくる
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「学ぶための学びアイテム」を探究することで、既存の思考パターンに新しい視点を加え、未来をもっと豊かにすることを目指します
「学ぶための学び」を自らの手で創り出すことができる場として、私たちは皆さんと共にこのプロセスを共有し、探求し続けることを目指します。この「大人の学び部屋」を通じて、共に学び合い、新しい「学びアイテム」を手に入れ、それを活用することで、新たな自分に出会えることを願っています。
学びアイテム05|誰にも負けないひとつをつくる
今年も残すところ2ヶ月となり、新たな年に向けて準備をされている方も多いと思います。新年は新たなことにチャレンジすると目標を立てることも多く、「一年の計は元旦にあり」という言葉をよく耳にします。新たな年を迎えるとき、構想を描き、具体的な目標を立てることを、ワクワクしながら取り組めれば、よりモチベーションが上がります。そこで今回の、学びアイテムとして「誰にも負けないひとつをつくる」という視点から探ってみたいと思います。
自分探しの旅
新しいことや、いま継続していること、そしてもう一度といった様々な挑戦をしたいと考えたとき、まず自分が「何をしたいのか」を見つけることが最初のステップです。しかし、自分が何に興味を持っているのか、どんな活動に心が躍るのかなど、いきなり考えても行き詰まることが多いと思います。そこで、ぜひ日頃から少し興味をもったことを書き留める、モチベーションが上がっているとき、なぜ上がっているのかを書き留めることをお勧めします。この積み重ねによって「何をしたいのか」を、より見つける手がかりとなります。
「何がしたいのか」が漠然と描けた次のステップは、「具体的にできることは何か」を模索することです。このとき、わたしは、新たな時間やお金を使わずに、具体的にできることを見つけることが大切だと思います。例えば「料理を極めたい」とした場合、調理器具を一新して、調味料を揃えて…、など新たに準備することも良いのですが、そう考えると、いきなり敷居が高くなってしまいます。そこで、「いつもの使っている定番カレーのルーに、他の商品のルーをミックスしてみる」などは、一手間加えた具体的な行動です。どのルーの組み合わせが相性が良いか、そして好きか、など新たな発見につながり、「料理を極める」その一歩を踏み出した行動です。
誰にも負けない
「誰にも負けない」という言葉を聞くと、多くの方は、他者との競争を思い浮かべるかもしれません。しかし、ここでお伝えしたい「誰にも負けない」とは、他人と競うことではなく、自分自身が「これなら誰にも負けない」と胸を張れることを見つけることです。
まず、「誰にも負けない」と思えるためには、自分の中で何が重要で、何に価値を感じるのかを明確にすることが必要です。例えば、仕事において他者よりも優れた成果を出すことに価値を感じる人もいれば、自分のペースで成長し続けることに価値を見出す人もいます。重要なのは、自分自身が納得できる基準を持つことです。
次に、そのご自身の基準に基づいて、自分が「誰にも負けない」と思える分野を見つけることです。これは、必ずしも他人と比較して優れている必要はありません。例えば、毎日コツコツと続けている趣味や、仕事での小さな成功体験など、自分自身が誇りに思えることが「誰にも負けないひとつ」になるのです。
また、「誰にも負けない」と感じるためには、自己肯定感を高めることも重要です。自分の努力や成果を認め、自分自身を褒めることができるようになると、自然と「誰にも負けない」と感じることができるようになります。これは、他者からの評価に依存せず、自分自身の価値を見出すための大切なステップです。
わたしの考える「誰にも負けない」とは、他者との競争ではなく、自分自身が納得し、誇りに思えることを見つけることです。自分の価値観に基づいて、自分自身が「これなら誰にも負けない」と思えることを見つけることで、その挑戦を続けることができるのです。
なぜ「ひとつ」にこだわるのか?
「ひとつ」にこだわる、実は、「ひとつ」だからこそ、長期的な視点で成功にもつながります。短期的な成果を追い求めるのではなく、長期的に見て自分が本当にその「ひとつ」に価値を感じ、取り組むことで、持続した成長を手に入れることができます。これは、その後のキャリアや人生全体においても大きな意味を持ちます。
例えば、Appleの創業者スティーブ・ジョブズは、製品開発において常にシンプルさと使いやすさを追求し、他の多くの機能を削ぎ落としてでも、ユーザーにとって本当に価値のある「ひとつ」を提供することに注力したと言われています。そして今やそのスタイルは、普遍的な価値を私たちに提供しています。
そして、「ひとつ」にこだわることは、集中力と情熱を持ち続けるための力となります。複数のことに手を広げると、どれも中途半端になりがちですが、「ひとつ」に絞ることで、その分野に深く没頭し、専門性を高めることができます。これは、他との「差異化」を示すためにも大切です。
ここであえて、「差異化」という言葉で表現しました。「差別化」ではないの?と感じられる方も多いと思いますが、優劣をつけるような差別を行いたいわけではありません。別軸として強みを示すことが大切であると考えています。
Take Home Message
「誰にも負けないひとつ」をアイテムとして探りましたがいかがでしたか。はじめに、自己発見の旅に出ることをおすすめしました。日々の生活の中で少しでも興味を持ったことや、心が躍る瞬間を書き留めてみてください。その積み重ねが、自分が本当にやりたいことを見つける手がかりとなるはずです。
次に、その興味や情熱を具体的な形にする方法を模索してください。新たな時間やお金を使わずに、今できる小さな一歩を考えてみることがポイントです。例えば、料理が好きなら、いつものレシピに少し工夫を加えてみるなど、手軽に始められることから挑戦することをオススメしました。
そして、「ひとつ」にこだわることの大切さを忘れないでください。その「ひとつ」に、集中力と情熱を持って取り組むことで、その分野に深く没頭し、専門性を高めることができます。これは、他との差異化を図るためにも重要です。
様々な挑戦に、構想を描き、具体的な目標を立てることを、ワクワクしながら取り組めれば、よりモチベーションが上がること間違いありません。「誰にも負けないひとつ」という学びアイテムを手に入れ、活用することで新たな自分に出会えることを信じております。
次回の「学びアイテム」にもご期待ください。
この記事を書いた人
プロフィール
Tokyo University Of Agriculture in Faculty of Bioindustry
Eli Lilly Japan K.K.
Sales & Marketing
Sales Manager
Sales Operator
HCC Japan LLC
CEO
Waseda University in School of Human Sciences (e-school)
Human Informatics and Cognitive Sciences
Waseda University Senior High School
Teaching Assistant (Information Technology)
会社概要
-COMPANY PROFILE-
\ようこそ/
HCCジャパンの提案
歴史は人がつくる
人は歴史をつくる
いらすと
すてーしょん
"いらすとすてーしょん"は独自のタッチで描いた
フリーイラストポートレートと歴史の停車場の提供を
通じて世代を繋ぐ遺産として、そして未来への脈動を
提案します