07|言葉を掛ける or 言葉を話す

HCCジャパンの提案、それが

コミュマー

「コミュニケーション」と「マナー」を融合させたHCCジャパンが提案する新しい考え方です。

人と人とのつながりを築く上で重要なのは、言葉や態度を通じた円滑なコミュニケーションと、相手の価値観や感情に寄り添い、思いやりをもって接するマナーです。これらの要素が一体となることで、より良い関係性を築き、深い信頼関係を育むことができると考え、コミュマーを提案させていただきます。

07|言葉を掛ける or 言葉を話す

こんなとき

前回の06|心の距離を縮めるアイテム「目線を合わせる挨拶」では、目線を合わせるコミュマーを取り上げました。そこで今回は、目線を合わせることとあわせて「言葉を掛ける」コミュマーを加える提案をお届けします。日常の会話の中で、なぜか相手が反応薄く感じたり、話がすれ違ったりすることはありませんか? その原因は、「言葉を話す」ことばかりに意識が向き、「言葉を掛ける」視点が欠けていることにあるかもしれません。「言葉を掛ける」とは、単なる情報伝達ではなく、相手の立場や状況を考慮した表現や意図的な配慮を含む行為です。一方、「言葉を話す」は、自分の考えや感情を中心に伝えることに重きが置かれているように思います。言葉を掛ける、言葉を話すの違いを理解することが、より良いコミュニケーションへの第一歩になります。

言葉を掛ける「相手への寄り添い」

「言葉を掛ける」とは、相手の気持ちや状況に寄り添いながら、適切な表現で声を掛けることです。たとえば、同僚が忙しそうにしているときに「大変そうですね、何かお手伝いできることはありますか?」と言うのは、「言葉を掛ける」一例です。この言葉には、相手の状況を観察し、助けたいという意図が込められています。こうした言葉は、相手に安心感や信頼感を与え、コミュニケーションの質が高まります。

言葉を話す「自分本位になりがちな表現」

一方で、「言葉を話す」は自分の視点が中心になります。たとえば、「忙しいのはみんな同じだよね」と言ってしまうのは、自分の感情をそのまま表現しているだけで、相手への寄り添いが欠けています。このような言葉は、意図せず相手に冷たさや無関心を感じさせることがあります。言葉を掛ける意識が欠けると、相手との関係に微妙な溝を生む可能性が大きくなります。

メタ認知を取り入れる:「自分の言葉を客観視する」

ここで大切になるのが、メタ認知の視点です。メタ認知とは、自分の言葉や行動を客観的に捉える力を指します。「この言葉で相手はどう感じるだろう?」「本当に相手のためになる言葉を選べているだろうか?」と問いかけることで、無意識の「言葉を話す」行動を減らし、意識的に「言葉を掛ける」行動を増やせます。このメタ認知の力が、コミュニケーションとマナーの融合「コミュマー」の真髄です。

Take Home Message

HCCジャパンが提案する「コミュマー(Communimare)」の考え方は、コミュニケーションとマナーの融合を通じて、相手との信頼関係を深めることを目的としています。「言葉を掛ける」とは、単なる言葉のやり取りではなく、相手への配慮と共感を込めた行為です。一方、「言葉を話す」は自己表現が中心となるため、相手の気持ちや状況を見落としがちです。メタ認知は、自分の言葉や行動が相手にどう影響するかを客観的に考えることを促します。これは、まさにマナーの基本である「相手への思いやり」に繋がります。、自分の言葉を客観的に見直すことでマナーが向上し、相手に寄り添ったコミュニケーションが実現します。今回のテーマ「言葉を掛ける」を通じて、あなたの言葉が相手に温かさと信頼を届ける「コミュマー」となり、仕事や生活がより豊かで充実したものになることを願っています。

こんなアプローチも

以下のアプローチを取り入れることで、コミュニケーションの幅をさらに広げ、より豊かで信頼感のあるコミュマーを実現できます。

1. 非言語コミュニケーション

ボディランゲージ: 言葉だけでなく、表情やジェスチャーといった非言語的な要素を意識することも大切です。柔らかな表情やうなずきが、相手に安心感を与えることがあります。

2. アクティブリスニング

積極的な聞き方: 相手の話をただ聞くだけではなく、要点を確認したり、質問を交えることで「あなたの話を大切に聞いています」という姿勢を示しましょう。これにより、相手との信頼関係が深まります。

3. エンパシー(共感)

共感の力: 相手の感情や立場に寄り添うことは、言葉を掛ける際に特に有効です。たとえば、「大変でしたね」といった一言が、相手にとって大きな支えになることもあります。

4. フィードバックスキル

建設的なフィードバック: 相手の行動や発言に対して、タイミングよく、具体的で前向きなフィードバックを行うことで、信頼を高めるだけでなく、相手の成長を支えることができます。場に応じたフィードバックを効果的に行うことで、より信頼関係を深く築くことが可能になります。

5. カルチャー(文化)

文化の理解: 異なる文化背景を持つ人と接する際には、その文化や価値観を理解し尊重する姿勢が重要です。この理解が、誤解を減らし、より円滑なコミュニケーションにつながります。

6. デジタルツール

オンラインでのコミュニケーション: メールやチャット、ビデオ会議など、デジタルツールを効果的に使うことで、新しい形のコミュニケーションが可能になります。オンラインならではの工夫を取り入れてみてください。

7. マインドフルネス

思考や感情を観察する: 自分の内面を静かに観察し、思考や感情の癖に気づくことで、コミュニケーションの質が向上します。たとえば、相手に対する反応が感情的になりがちな場合、冷静な対処がしやすくなります。

この記事を書いた人

プロフィール

March 1996

Tokyo University Of Agriculture in Faculty of Bioindustry

April 1996〜March 2022

Eli Lilly Japan K.K. 

Sales & Marketing
Sales Manager
Sales Operator

May 2022~

HCC Japan LLC

CEO

April 2023~

Waseda University in School of Human Sciences (e-school)

Human Informatics and Cognitive Sciences

October 2023~

Waseda University Senior High School

Teaching Assistant (Information Technology)

会社概要
-COMPANY PROFILE-

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すてーしょん

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