22|電話を切る?タイミングとは

HCCジャパンの提案、それが

コミュマー

「コミュニケーション」と「マナー」を融合させたHCCジャパンが提案する新しい考え方です。

人と人とのつながりを築く上で重要なのは、言葉や態度を通じた円滑なコミュニケーションと、相手の価値観や感情に寄り添い、思いやりをもって接するマナーです。これらの要素が一体となることで、より良い関係性を築き、深い信頼関係を育むことができると考え、コミュマーを提案させていただきます。

22|電話を切る?タイミングとは

こんなとき

特に、ビジネスの電話対応では、話の内容が終わったあと「どう終わらせるか」に戸惑うことがあります。特に、電話は相手の表情が見えないため、最後の一言や切るタイミングに気を配る必要があります。そこで今回は「コミュニケーションの終わりにこそ、コミュマーが宿る」を実践する「電話を切る?タイミング」に焦点を当ててみたいと思います。

「切ります」というニュアンス一言が、安心を生む

電話を終える際、いきなり切るのではなく、「それでは、失礼いたします」や「このあたりで失礼させていただきます」など、「これで終話です」というニュアンスを含んだ一言を添えることで、相手に自然な区切りを伝えることができます。これは、対面での「お辞儀」や「お見送り」にあたる振る舞いであり、相手に安心感と礼儀正しさを伝える、大切なマナーと考えます。

架電者が先に切るのが基本、ただし…

ビジネスマナーの基本として、電話をかけた側(架電者)が先に電話を切るのが一般的です。これは「お時間をいただいた側として、こちらから終話の責任を持つ」という考え方に基づいています。ただし、相手が上司や顧客など目上の立場の場合は例外が働くことがあります。このような場合は、相手が電話を切るまで待つことで、より丁寧で礼儀正しい印象を与えることができます。これは、相手のペースを尊重し、主導権を委ねるという「敬意の表れ」であり、コミュニケーションを円滑にするマナーとしても重要です。

 沈黙の駆け引きと「5秒ルール」

「では、失礼します」と伝えたあと、相手が切らずに沈黙が続くことがあります。このとき、相手も「架電者が切るもの」と思って待っている可能性があります。ここで生まれるのが、「電話の終話における沈黙の駆け引き」です。この沈黙が長引くと、かえって気まずさや不安を生むこともあります。そのため、おおよそ5秒ほど静かに待っても相手が切る様子がなければ、こちらから静かに「電話を終える」動作に移るのが自然です。ここで大切なのは、「切る」という行為ではなく、会話の余韻を大切にしながら、そっと終話を締めくくるという意識です。この「5秒の余白」もまた、相手への配慮を含んだコミュマー的判断につながっています。

 受話器の置き方にも、心が表れる

オフィスなど、固定電話を使用している場合、受話器の置き方にもマナーがあります。通話終了後、そっと静かに受話器を戻すことで、相手に対する敬意が伝わります。ガチャッと音を立てて置くと、無意識のうちに「雑な印象」や「急いでいる印象」を与えてしまうことがあります。これは、対面でのドアの閉め方や、名刺の渡し方と同じく、動作の丁寧さが人柄を映す瞬間です。また受話器を置くこと以外に、フック(電話機のボタン)を手で押して通話を終了する方法も有効です。この方法であれば、相手に不快な音を与えることなく、静かに電話を終えることができます。

 Take - Home Message

HCCジャパンが提案する「コミュマー(Commumare)」の考え方は、コミュニケーションとマナーの融合を通じて、相手との信頼関係を深めることを目的としています。今回は「電話を切る?タイミングとは」というテーマで、電話の終わり方について考えてみました。

  • 「それでは、失礼いたします」といった一言で、終話の合図を丁寧に伝える
  • 架電者が先に電話を終えるのが基本
  • ただし、上司や顧客など目上の相手には、相手が終えるまで待つという敬意を
  • 「沈黙の駆け引き」が生じたら、5秒の余白をもって静かに終話へ
  • 受話器は音を立てずに戻す、またはフックを押して静かに通話を終える配慮を

こうした一つひとつの小さな心遣いが、信頼感や安心感を生み出し、良好な関係性を築く土台となります。電話という見えないコミュニケーションの中にも、相手への思いやりと、円滑なやりとりを意識した「コミュマー」が詰まっています。次に電話をかけるとき、ぜひこの「電話を終えるタイミング」に宿るコミュマーを、あなた自身の言葉と行動で実践してみてください。今回のコミュマーを通じて、あなたの仕事や生活がより充実したものになることを願っています。

この記事を書いた人

プロフィール

March 1996

Tokyo University Of Agriculture in Faculty of Bioindustry

April 1996〜March 2022

Eli Lilly Japan K.K. 

Sales & Marketing
Sales Manager
Sales Operator

May 2022~

HCC Japan LLC

CEO

April 2023~

Waseda University in School of Human Sciences (e-school)

Human Informatics and Cognitive Sciences

October 2023~

Waseda University Senior High School

Teaching Assistant (Information Technology)

April 2025~

Waseda University School of Human Sciences

Teaching Assistant (Collaborative Learning and the Learning Sciences)

会社概要
-COMPANY PROFILE-

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