キャリア理論12|ハンセンの理論.1
キャリアに
アイディアを
働くためのアイテム
「働くためのアイテム」を探究することで、変化の激しい社会の中で、私たち一人ひとりが、主体的に自身の希望や適性、そして能力を生涯にわたって発揮できるます。私たちの未来をより豊かにするために、キャリアにアイディアというエッセンスを加え、働くためのアイテムを一緒に探っていきましょう。
挑戦し続ける力
自分だけの価値観で、豊かな人生をデザインする。
もっと自分らしく生きたい!そう思える社会、そしてより多くの人々が自分自身の人生と向き合い、より豊かな人生を送るきっかけつくりをHCCジャパンはお手伝いします。

キャリア理論12|ハンセンの理論.1(キャリアは「パッチワーク・キルト」である)
ハンセンって?
L・サニー・ハンセン(L. Sunny Hansen. 1929-2020)は、キャリア教育の分野で半世紀以上にわたり理論構築と実践を重ねてきた、キャリアカウンセリング界のレジェンドです。
ミネソタ大学で数十年にわたり研究と実践を重ね、女性のキャリア支援、多文化教育、生涯学習といった領域を切り拓いた、革新的なキャリア教育者として知られています。
そのハンセンの理論の根底には、いつも 優しく寄り添いながらも、本質を突く鋭さ をもつ問いがあります。
「仕事・家庭・学び・遊び…
これらは本当に 別々のもの だろうか?」
サビカスが、「バラバラだった過去の経験をつなぎ、自分だけの物語(内面の物語)」を強調したのに対し、
ハンセンが見つめるのは、その物語が
「人生という大きな舞台の上で
どのように演じられ、どんな形として表れるのか」
というデザインの技法です。
つまりサビカスが 「内面の物語」 を紡ぐ力なら、
ハンセンは 「人生の全体設計」 を整える力。
物語(Story)と設計図(Design)。
この2つが揃ったとき、キャリアは単なる 選択 ではなく、
「生き方そのもの」へと姿を変えます。
それこそが、ハンセンが私たちに伝えたかったメッセージです。
人生をつくる4つのL
ハンセンは、人生を構成する要素を 4つのL に整理しました。
学び(Learning)
働く(Labor)
愛し・支える(Love)
余暇・遊び(Leisure)
日本では「キャリア=仕事」というイメージが根強いですが、
ハンセンは明確に言います。
「仕事だけでは、人生の全体像は語れない。」
人生は 働く(Labor) ことだけでは成り立たず、
学び(Learning)・愛 (Love)・遊び (Leisure)の 3つのL は、
どれが欠けてもバランスが崩れてしまう。
この4つのLをどう組み合わせていくのか、
これが統合的人生設計(ILP)の核心です。
人生は「パッチワーク・キルト」である
ハンセンが提示した象徴的なメタファーが、
「人生はパッチワーク・キルトのようなもの」
という考え方です。
パッチワークは、
大小も色も形も異なる布をつなぎ合わせてつくる 作品 です。
大きな布
小さな布
派手な布
控えめな布
明るい布
落ち着いた布
形も色も違う布を、どうつなぎ合わせるか。
それらが組み合わさって、世界に一枚しかない模様が生まれる。
人生も同じです。
- 「学ぶ」時間
- 「働く」時間
- 「愛し・支える」時間
- 「遊ぶ・休む」時間
これらの布はどれも不揃いで、完璧な形ではありません。
しかし、それらをどう配置し、どう縫い合わせるかで、
人生の模様は全く異なる 作品 になるのです。
あなたのキルトは、今どんな模様をしているだろう?
ここで一度、立ち止まって考えてみましょう。
- 学び(Learning)が、いつの間にか小さく縮んでいませんか?
- 労働(Labor)だけが大きくなりすぎていませんか?
- 愛(Love)の布の端がほつれてはいませんか?
- 遊び(Leisure)が、どこかへ置き忘れられてはいませんか?
ハンセンは言います。
「人生の布に、正解の配置はない。
ただし、あなたが心地よく生きられる配置は必ずある。」
キャリアの悩みの多くは、
この4つのLがアンバランスになったときに生まれます。
だからこそ、ハンセンは
仕事だけを見つめるのではなく
人生全体を一枚の布として眺める力 を育てる必要があると言いました。
Take-Home Message
どの布も欠けてはならない、あなたの人生をつくるピースだから
- キャリアは「働くこと」だけでは語れない
- 人生の4つのL(Learning / Labor / Love / Leisure)はすべて大切
- バランスが変われば、人生の模様は美しく変わる
- あなたの人生の布を編む針は、あなた自身が持っている
人生は、世界に一つしかない あなたのキルト 。
そこには、あなたの歩んできた物語が一本一本の糸として縫い込まれている。
そして、忘れてはならないことがあります。
生は、きれいな布だけで作られるわけではありません。
凹凸やシワや傷でさえも、作品を深める大切な要素になるのです。
完璧な布を集めてから始める必要はありません。
今ここにある布を、どうつなぎ、どう愛しみ、どう活かすか、
それこそが 人生を設計する ということなのです。
次回は、「キャリア理論12|ハンセンの理論.2(転機は「人生のキルトの組み替え」である)」です。変化=危機 が 変化=機会 に変わるプロセスを、ハンセンの視点から丁寧に読み解いていきます。人生の節目が、あなたのキルトをどう塗り替え、どんな新しい可能性を生み出すのか。
一緒に深掘りしていきましょう。

この記事を書いた人
HCC Japan LLC
CEO
Waseda University in School of Human Sciences (e-school)
Human Informatics and Cognitive Sciences
Tokyo University Of Agriculture in Faculty of Bioindustry
Eli Lilly Japan K.K.
Sales & Marketing
Sales Manager
Sales Operator
Waseda University Senior High School
Teaching Assistant (Information Technology)
Waseda University School of Human Sciences
Teaching Assistant (Collaborative Learning and the Learning Sciences)
Certified
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Medical Management Specialist, Third Grade, 31310119010282
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